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Springtime in Florence
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フィレンツェのホテル - トスカーナの丘

街並が織りなす美しい陰影、歴史ある名建築に息をのむ眺望…。歴史と芸術が交錯するフィレンツェ散策コースをご用意いたしました。途中、多少きつい箇所も含まれますが、トスカーナの、そして世界の芸術家達にインスピレーションを与え続けた街並がご堪能いただけます。アルノ川岸道Lungarni沿いの行程は、のんびりお気軽にお楽しみいただけます。またお戻りの際は、ポッジ広場Piazza Poggiよりミケランジェロ広場Piazzale Michelangeloへ、そしてガリレイ大通りViale Galileiまでバスもご利用いただけます。

概要:

距離:4、5キロ (徒歩用ルートです)。
所要時間:見どころ満載の少々きつめのルートとなりますので、徒歩で行かれる場合は午前と午後に分け2、3時間かけられることをお勧めいたします。

散策ルート:

当ホテルを出たら左折してガリレイ大通りViale Galileiへ進み、信号でまた左折し、そのままサン・レオナルド通り Via San Leonardo. へと入る。この道はフランス聖人(5世紀末〜6世紀。巡礼者の庇護者であった。)の名がつけられた教会と同名で、廊下のような趣きがある。両脇に続く低い壁越しからは、オリーブの木立にまぎれて瀟酒な個人邸宅がうかがえる。大通りとの曲がり角左側に建つ邸宅villa 1878年ロシアの偉大なる音楽家チャイコフスキーが住み、作曲活動をしていた場所だ。チャイコフスキーは書簡を通じて富豪の未亡人ナジェンダ・フォン・メックとプラトニック関係にあり、このオッペンハイム邸はチャイコフスキーの音楽を敬愛するフォン・メック夫人が借りていたものだった。チャイコフスキーはフォン・メック夫人に交響曲を捧げている。それから次は Villa Lauder , が目に入ってくる。赤いレンガ色の漆喰、1階に造られたルネサンス様式の美しい開廊が際立っている。そのまま進み49番地へ。こぢんまりとした家の正面に番地札が掲げられ、 オットーネ・ロザイOttone Rosaiが dimor 1933年〜57. 年まで居住したと記されている。フィレンツェ出身の画家で、作品にはまさにこの家の前の通りやオルトラルノ地区の路地・広場などの見どころを描いている。その傍らの41番地には19世紀のトスカーナ生まれの作家 マリオ・プラテージMario Pratesi, , が住んでいた。さて、ここで サン・レオナルド教会Chiesa di San Leonardo 11世紀もしくは12世紀に築かれた. 教会で、その後も改築が繰り返された。内部にはサン・ピエル・スケラッジョ教会より運ばれた13世紀の美しい説教壇Pergamoがあり、ここからジャーノ・デッラ・ベッラGiano della Bella、ディーノ・コンパーニDino Compagni、ジョヴァンニ・ボッカチオGiovanni Boccaccioらのそうそうたる面々が演説を繰り広げた。そろそろサン・レオナルド通りが終わるが、近くには サン・ジョルジョ門 Porta San Giorgio , がそびえている。町を取り囲む6番目の城壁の一部をなし、オルカーニャOrcagna作と言われている。門の上部にはアンドレア・ダ・ポンテデーラAndrea da Pontederaが制作した竜を退治する聖ジョルジオSan Giorgio che uccide il dragoの複製が掲げられている。1529年のフィレンツェ攻略の際、築城を任されていたミケランジェロは、このダ・ポンテデーラの作品が砲撃の被害を少しでも免れるよう門を低くすることを提言した。ここを通り過ぎる前に、左手に建つ ベルヴェデーレ要塞Forte di Belvedere に目を向けていただきたい。あまりの景観の美しさにBelvedere(美しい眺め)の名で親しまれているこのサンタ・マリア要塞La Fortezza di Santa Mariaは、1590年にフェルディナンド一世の命により築かれた。高台から町を護るためであったが、その外、メディチ家の財宝を保管することも主な目的であった。ボーボリ庭園から容易に行き来することができ、メディチ家の人々にとっては暴動の際の安全な避難場所でもあった。現在は、屋外にて多数の彫刻展が開催されている。門をくぐり、急な坂道コスタ・サン・ジョルジオCosta S. Giorgioを上ろう。この坂の名は旧 サン・ジョルジオおよびスピリト・サント教会Chiesa di San Giorgio e dello Spirito Santo . に由来している。一千年前にはフィレンツェ中世における主要な教区教会の一つであり、また、若きジョットGiottoが玉座の聖母子と二天使Madonna col Bambino in trono e due Angeliの祭壇画を手がけた場所でもあった。現在、この作品はディオチェザーノ・ディ・サント・ステファノ・アル・ポンテ美術館Museo diocesano di Santo Stefano al Ponteに収蔵されている。1705年から1708年にかけて教会内部にはロココ様式の装飾がなされるが、ナポレオンの都市計画により教会施設と付属修道院は縮小され、ヴィットリオ・ヴェネネト兵舎Caserma Vittorio Venetoが置かれることとなる。この兵舎は軍衛生学校Scuola di Sanità Militareのための公認医師や化学者、薬剤師を育成する施設であった。現在はルーマニア正教会Chiesa Ortodossa Romenaとして使用されている。坂の上り始めに連なる庭付き邸宅は、その昔びっしりと立ち並んでいた中世の建築物が建替えられたものであり、右手2番地にはバルディーニ邸Villa Bardini の玄関が見える。1641年にやはり中世の建築を基礎に建てられ、その眺めの美しさゆえに見晴らし邸Villa Belvedereとも呼ばれていた。また16世紀末〜17世紀半ばにフィレンツェで流行した所謂「道楽館Casini di Delizia」の一つでもあった。富裕層の道楽として始まった館造りであり、生産および観賞目的の農地に取り囲まれていた。バルディーニ邸の 庭園 Giardino の見どころは、バロック様式の大階段scalinata baroccaやハーブpiante officinaliから観賞用植物まで豊富に植えられたイングリッシュガーデンprati all’inglese、オリーブの木や果樹が茂る段々畑terrazzamenti、美しい高木林boschetti d’altofusto、農地庭園parco agricoloなどである。バルディーニ邸では展覧会も数多く開催されている。続いて17番地に ガリレオ・ガリレイの家casa di Galileo Galilei が建っている。この家の小塔からも数々の天文研究が繰り広げられたのであろう。次は右折してスカルプッチャ坂Costa Scarpucciaを上る。坂の勾配はきついが町並みは美しい。やがてバルディ通りvia de’ Bardiにたどり着く。かつて、この界隈には貧困層が住んでいたため、通りは「しらみpidocchioso」地区と呼ばれていた。その後、フィレンツェの富豪で権勢を誇っていたバルディ家により家屋・塔建築が手がけられ、通りにも一族の名がつけられた。12番地の家の前に名高い糸杉が立っているが、かつて、この家にはフィレンツェ出身の著名な作家 ジョヴァンニ・パピーニGiovanni Papini , が住んでいた。次は サンタ・ルチア・デイ・マニョーリ教会Chiesa di Santa Lucia dei Magnoli へと進もう。11世紀に築かれ、その後も改築が繰り返された。教会内部にはピエトロ・ロレンツェッティPietro Lorenzettiの美しいタブロー画が収められている。ここから先にも44番地のバルディ家の塔邸宅Torre dei Bardiなど高名な一族の屋敷が続いている。さて、サンタ・マリア・ソプラルノ広場piazza S. Maria Soprarnoへと到着しただろうか。ここに建っていた教会は1210年に築かれたもので、フィレンツェの教区教会の中で最も古いものの一つであり、その名前は川岸(Soprarnoアルノ川の上)に建てられたことに起因していた。しかし、残念ながら1869年の川岸道整備にともない消えてしまう。今度は右折し、トッリジャーニ川岸道Lungarno Torrigianiへと進もう。道の名前の起源となったフィレンツェの名門一族は、当初、町の中心街に塔邸宅をかまえていたが、その後、次々と邸宅が建っていったオルトラルノ地区へと移転した。これらの邸宅の中でも豪華なトッリジャーニ邸Palazzo Torrigiani は、もう少し先で見ることができる。公園内を横切るとルテラーナ教会Chiesa Luteranaが姿をあらわす。左手に見えているのが グラツィエ橋Ponte alle Grazie . である。1237年に造られ、当初は橋を建設した司法長官の名にちなみルーバコンテ橋ponte di Rubaconteと呼ばれていた。その後、橋に設けられた14世紀作の壁祭壇から「グラツィエ」の名に変わった。この壁祭壇にはジョット派の「恩寵の聖母Madonna delle Grazie」が祀られており、フィレンツェ市民の敬愛を受けている。かつては、この橋を渡って大使や王族、枢機卿らがフィレンツェを通過していった。その際、この貴人らをもてなしたモッツィ家の邸宅も、この先に控えている。それではモッツィ広場Piazza de’ Mozziへと進もう。広場の名は、1300年代に権勢を誇り、教皇の財務局をも運営していた銀行家一族に由来する。この15世紀からの広場に建つ華麗な邸宅群に目を向けてみよう。2番地の モッツィ邸Palazzo Mozzi は13〜14世紀の典型的な様式で、広場の名となったモッツィ家の所有。5番地にある トッリジャーニ邸Palazzo Torrigiani , はバッチョ・ダニョーロBaccio d’Agnoloの設計と思われる。4番地の トッリジャーニ/ナージ邸Palazzo Torrigiani–Nasi には掻き絵装飾がほどこされ、3番地 レンジ/ネンチョーニ邸Palazzo Lensi-Nencioniは15世紀の建築が基盤となっている。そして1番地に建つバルディーニ美術館Museo Bardini . には、13世紀に築かれたサン・ギリゴロ・デッラ・パーチェ教会chiesa di San Ghirigoro della Paceの建築施設が利用されている。骨董商ステファノ・バルディーニStefano Bardiniが19〜20世紀にかけて蒐集したプライベート・コレクションが、その後、フィレンツェ市へと寄贈され、その中には彫像、絵画、調度品、陶器類、勲章、ブロンズ像、東洋織物、楽器類に加え、バルディーニみずからが廃墟で発掘した品々も含まれている。美術館の建築施設も原形をとどめており、扉や窓、アーキトレーブなど各所にアンティークな部材が使用されている。所蔵品の中では15世紀アントニオ・デル・ポッライオーロAntonio del Pollaioloによって描かれたタブロー画「大天使聖ミカエルSan Michele Arcangelo」が秀でている。それでは次はレナイ通りvia de’ Renaiへと進もう。セッリストリ川岸道Lungarno Serristoriとの曲がり角に、同名の 邸宅Palazzo がある。道の名前はセル・リストロSer Ristoroの後裔である名門一族に由来している。当初、セル・リストロはサンタ・クローチェ地区に邸宅を購入していたのだが、その後、子孫らはオルトラルノにあるサン・ニコロー地区へと移り住んだ。セッリストリ邸Palazzo Serristoriは1873年に再築され、ここに招かれた著名人にはジョアッキーノ・ミュラGioacchino Murat、ロシア皇太子ニコラ・デミドフ principe russo Nicola Demidoff、ジローラモ Girolamo および ジュゼッペ・ボナパルテGiuseppe Bonaparteなどが挙げられる。さて、そろそろポッジ広場Piazza Poggi へと到着する。広場の中には緑におおわれた一連の階段・展望台や、それらを彩る水盤や石灰華の洞窟などが設けられ景観を引き立てている。建築家ポッジによって設計された サン・ニッコローの階段Rampe di San Niccolò , は、ミケランジェロ広場Piazzale Michelangeloの展望台まで伸びている。広場の右手にそびえる サン・ニッコロー門Porta S. Niccolò . は1324年に築かれ、フィレンツェに残る門の中では唯一、建築当初の高さを保っている。それでは、見どころ満載のサン・ニッコロー通りvia S. Niccolòへと進もう。中世の旧地区の一部をなし、人気の高い職人工房エリアで、アンティーク・ショップや鍛造鉄をあつかう工房らが立ち並んでいる。ここの60/r番地にある アンティカ・メシータ・サン・ニッコローAntica Mescita San Niccolò, で腹ごしらえをするのも良いだろう。ここはかつてキャンティChiantiで収穫されたワインを扱うサン・ニッコロー門の税関事務所であったが、19世紀始め「ワイン販売および食料品店vendita alimentare con mescita di vini」へと生まれ変わった。1966年にはアルノ川が氾濫し、その修復工事の際にサン・ニコラ教会chiesa di San Nicolaのロマネスクの地下聖堂が出現することもあった。趣きあふれるレストランの雰囲気を楽しみながら、トスカーナの名物料理で昼食をとるのも悪くない。それでは、サン・ミニアート門 Porta S. Miniato , superatela ed imboccate via S. Miniato. A questo punto potete scegliere due itinerari per ritornare nel Porta S. Miniato まで進もう。門をくぐり、サン・ミニアート通りvia S. Miniatoへと入る。ここからホテルに戻るには、「ハードコース」と「ソフトコース」の2つがある。ハードコースの方はモンテ・アッレ・クローチ通りvia del Monte alle Crociの急な坂道を進んでゆく。この坂は「十字架への道Via Crucis」と呼べるほど難儀で、坂の終わりはサン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会Chiesa di San Salvatore al Monte へと辿り着く。ルネサンス様式の重要な建築であり、シンプルかつ荘厳な教会の造りは1499年〜1504年にクロナカCronacaによって制作されたものである。教会の横の入口を彩るステンドグラスはピエトロ・ペルジーノPietro Peruginoのデザインで「雲上に座り祝福を与える御父と智天使Dio Padre benedicente circondato da cherubini e seduto su un trono di nubi」が描かれている。この外にもペルジーノの作品で、聖痕を受ける聖フランチェスコLe stimmate di S. Francesco、洗礼者聖ヨハネ S. Giovanni Battist、パドヴァの聖アントニオS. Antonio da Padova、福音者聖ヨハネS. Giovanni Evangelistaが描かれたステンドグラスがある。教会を出て、左手に上ってゆくとロマネスク様式のサン・ミニアート・アル・モンテ聖堂Basilica di S. Miniato al Monte へと行き着く。11世紀に建設され、それ以前には初期キリスト教徒の礼拝堂が建てられていた。洗礼堂として外壁には白と緑の大理石が張りめぐらされ、内部に収められているミケロッツォMichelozzo作の磔刑洗礼堂la cappella del Crocifisso(タイル張りのヴォールト天井はルーカ・デッラ・ロッビア作)や、アントニオ・マネッティAntonio Manetti作のポルトガル枢機卿礼拝堂Cappella del Cardinale del Portogallo(ギリシア十字式でテント型ヴォールト天井をもつ)なども高い価値をもつ。聖堂外部の墓地には高名なパピーニ家Papini、モンターレ家Montale、スティッベルト家 Stibbert、ヴィッラーリ家 Villari、カルロ・ロレンツィーニ Carlo Lorenzini、そのほか多くの著名人が葬られている。聖堂を出たら、ガリレイ大通りViale Galileiに戻り、右折して ケランジェロ広場Piazzale Michelangelo . へと向かう。広場の展望台からの絶景を目にすれば、ここにたどり着くまでの苦労も報われることだろう。ダヴィデ像の後ろに開廊la Loggia がある。当初、建築家ポッジがミケランジェロの傑作塑像を配置すべく設計したのだが、現在、この開廊はレストランやカフェテリアとして利用されている。ここで景色を堪能しながらエスプレッソやアペリティフを楽しむの 悪くない !. ここからホテルに帰るにはガリレイ大通りViale Galileiを行けばよい。お疲れの場合は13番バスに乗ればパーク・パレスホテルPark Palaceの前で下車できる。ハードコースの坂越えはちょっと…とい言う方はソフトコースをどうぞ。サン・ミニアート通りvia di S. Miniatoよりベルヴェデーレ通りvia di Belvedereを抜けるコースで、建築家ポッジによる取壊しを免れた城壁をたどりながらベルヴェデーレ要塞Forte Belvedere へと行き着く。ここからは、もと来た道をもどることになる。再びサン・レオナルド通りvia di San Leonardoを上り、ガリレオ大通りViale Galileoへと進む。右へ曲がればガリレオ広場Piazzale Galileoへと到着する。

散策ルート内の施設詳細
各施設の開館時間、休業日など:

ベルヴェデーレ要塞
(火曜から日曜日11時〜16時、休館日は12月24日および12月31日)

バルディー二博物館&コルシ美術館
(平日9時〜17時、日曜祝祭日9時〜14時、毎週金曜休館、2006年8月1日より日曜休館)

バルディーニ庭園
(11月・12月・1月・2月は月曜から日曜日8時15分〜16時30分)
(3月は月曜から日曜日8時15分〜17時30分)
(4月・5月・9月・10月は月曜から日曜日8時15分〜18時30分)
(6月・7月・8月は月曜から日曜日8時15分〜19時30分)
休園日:毎月第1月曜および最終月曜日、5月1日、12月25日、12月31日

サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂
(日曜祝日8時〜19時、平日8時〜12時30分/14時〜19時)

フィレンツェとその他の 散策コース たおやかな丘のはざま、歴史あふれるボルゴ(地区)を巡る
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